牧水歌碑
春光台公園
春光台配水場入り口横に駐車場があり、そこから公園内に入ると若山牧水の歌碑があった。 |
野ぶどうの |
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もみぢの色の深けれや |
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からまつはまだ |
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染むとせなくに |
大正15年、歌人将軍斉藤劉を訪ねて来旭した。 若山牧水が春光台で詠んだ8首の中の1首 春光台の自然への賛仰として選出した。 |
大正15年(1926年)10月2日、若山牧水夫妻は旭川に着き、第七師団参謀長斉藤瀏宅に滞在。3日、春光台を散歩した。 |
北海道旭川斎藤瀏君方にて |
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野葡萄のもみぢの色の深けれや落葉松はまだ染むとせなくに |
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柏の木ゆゆしく立てど見てをれば心やはらぐその柏の木 |
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兵営の喇叭は聞ゆ暁のこの静かなる旅のねざめに |
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遠山に初雪は見ゆ旭川まちのはづれのやちより見れば |
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旭川の野に霧こめて朝早し遠山嶺呂に雪は輝き |
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こほろぎのなく音はすみぬ野葡萄の紅葉の霜はとけ急ぎつつ |
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時雨るるや君が門なる辛夷の木うす紅葉して散り急ぐなる |
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『黒松』 |
昭和36年(1961年)7月10日、高浜年尾は小樽より旭川へ。春光台吟行。 |
七月十日、小樽より旭川へ 春光台吟行 旭館泊り 郭公の丘より巷見降ろしに 雪渓を目路に大雪山指さされ 指さして山の名を問ふ丘涼し 面白く囀る鳥や蝦夷の夏 日盛りの思ひひと時過ぎて涼し |