牧水歌碑
名古屋市立宮中学校
山ざくら 三月末より四月初めにかけ天城山の北麓なる湯ヶ島温泉に遊ぶ。附近の渓より山に山桜甚だ多し、日毎に詠みいでたるを此処にまとめつ |
うすべにに葉はいちはやく萌えいでて咲かむとすなり山桜花 |
延岡市城山公園の「なつかしき城山の鐘」の歌碑に次いで、全国で4番目の牧水碑である。 |
牧水は、明治41年(1908年)以後、この地にあった法持寺(月笑軒)を数回訪れ、短歌会にも出席した。 その縁により、牧水亡きあと、昭和11年に門人たちの手によって、牧水自筆の書を転写して、この歌碑が建てられた。昭和20年(1945年)の熱田空襲により同寺は全焼したが、奇跡的にもこの碑は焼け残り、戦後、本校の開校に伴い、現在地に移された。 なお、この歌は本校校歌の中によみこまれている。 |