芭蕉の句碑群 馬


清瀧や波に散りこむ青松葉

 沼田市利根町追貝の「吹割の滝」バス停から吹割渓谷の「鱒飛の滝」に向かう途中に「まちこ茶屋」がある。


 店主の星野卓蔵さんは30年以上石原裕次郎の歌を歌い続けて「滝の裕ちゃん」と呼ばれている。

「まちこ茶屋」の裏庭に芭蕉の句碑があった。


清瀧や波に散りこむ青松葉

出典は『笈日記』

初案は「清滝や波に塵なき夏の月」、落柿舎滞在中の吟である。

元禄7年(1695年)10月9日、大坂の病床で芭蕉が亡くなる3日前に改案。

裏庭にもうひとつ芭蕉の句碑があった。


桟や命をからむ蔦かつら

出典は『更科紀行』

元禄元年(1688年)、芭蕉45歳の時である。

ともに「まちこ茶屋」の先代が建てたもの。

鱒飛の滝


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