芭蕉の句
月いつく鐘ハ沈める海の底
秋田県八郎潟町の諏訪神社 福井県敦賀市の金前寺に句碑がある。 |
この句は、元禄2年8月15日の雨月に翁南北朝時代(1336)金ヶ崎落城の悲劇にまつわる陣鐘の事を聞き詠んだものである。 |
氣比神宮のライオンズクラブ国際協会第42回年次大会記念碑にもこの句が刻まれている。 |
国々の八景更に氣比の月 |
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月清し遊行のもてる砂の上 |
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ふるき名の角鹿や恋し秋の月 |
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月いつく鐘は沈る海の底 |
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名月や北国日和定なき |
中秋の夜は敦賀にとまりぬ。雨降 |
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りけれは |
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月いつこ鐘はしつみて海の底 | はせを |
敦賀の驛の屏風に侍り。此國行脚の時 |
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の吟なるべし。 |