芭蕉の句
大津絵の筆のはじめは何佛
まだ埋火の消やらず、朧月末京都を退出、 |
乙州が新宅に春を待て 人に家をかはせて我はとし忘れ |
三日口を閉て題二正月四日一 大津絵の筆のはじめは何佛 |
金平が分別のごとく、ことしは休に致候而、歳旦おもひもよらず候へば、如レ此御座候。
曲水宛書簡(元禄4年1月5日) |
『芭蕉句選』に「湖頭の無名庵に年をむかふ時三日閉口題二四日一」と前書きがある。 |
大津絵は、元禄頃大津の追分辺りで売り出されて流行した仏像・民間信仰・伝説などを描いた絵。追分絵。 |
東京都中央区の法重寺 滋賀県大津市の芭蕉会館、大津絵美術館に句碑がある。 |