芭蕉の句
涼しさや直に野松の枝の形
○此句ハ閏五月十一日ノ夜、雪芝庵ニ遊テ、庭ノ松ノ物好モナク植タルヲ(興ジラレ)シ也。かせん有。
土芳稿『芭蕉翁全傳』 |
『芭蕉翁繪詞傳』に「伊賀の雪芝が許におはせし時、庭に松植ゑさせけるを」とある。 広岡雪芝は伊賀上野の人。通称は七郎右衛門。酒造業を営む。屋号は山田屋。別号「野松亭」は、この句による。 |
一 伊賀上野町山田屋市兵衛俳名雪芝 と云者有。是ハ翁の従弟にて、おりおり爰に居られし由。庭に手植の松あり。其時翁 |
涼しさや直に野松の枝の形 | はせを |
如斯句興有故、今人是を野松と云。当時雪芝三代目俳名呉川、今其句軸となりて呉川か家珍とす。 |
『芭蕉翁正伝』(竹二坊著) |
群馬県片品村の白根魚苑、伊勢崎市の国道354号沿い 沼田市の神明社、高崎市の群馬変電所東 神奈川県秦野市の國榮稲荷神社、寒川町の元広田医院 長野県佐久市の旧中山道沿い 新潟県新潟市の松野尾、角田山登山路に句碑がある。 |
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