芭蕉の句
夏来てもたゞひとつ葉の一葉哉
貞享五年夏日 |
名にしあへる鵜飼といふものを見侍らむとて、暮かけていざなひ申されしに、人々稲葉山の木かげに席をまうけ、盃をあげて |
又やたぐひ長良の川の鮎なます | 翁 |
||||
夏来てもたゞひとつ葉の一葉哉 | 仝 |
東京都港区の青山海藏寺に新旧2基 岐阜県岐阜市の法久寺、岐阜城 長崎県諫早市の本清寺に句碑がある。 |
夏来ても只ひとつ葉の一ツかな 一ツ葉は筥根塔沢或ハ熊野路なんとに見渡り侍る。漢名石葦といへる薬草也。句意ハ枝有ものは枝にたふれ、花ある物ハ花にたふる。只一ツ葉の安きを愛せる隠逸の観想尤尊し |
茨城県笠間市の愛宕神社 群馬県沼田市利根町の民家 埼玉県深谷市の民家 神奈川厚木市の道路沿い 鳥取県鳥取市の用瀬番所跡に句碑がある。 |