芭蕉の句
傘に押わけみたる柳かな
雨 中 |
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傘におし分見たる柳かな | 芭蕉 |
わか草青む塀の筑(つき)さし | 濁子 |
おぼろ月いまだ巨燵にすくみゐて | 涼葉 |
使の者に礼いふてやる | 野坡 |
せんたくをしてより裄(ゆき)のつまりけり | 利牛 |
誉られてまた出す吸もの | 宗波 |
濁子は中川濁子(じょくし)。大垣藩江戸詰めの武士。 野坡は志太野坡。越前出身。両替商三井越後屋の番頭。『炭俵』の編集人。 利牛は池田利牛。越後屋の手代。『炭俵』の編集人。 宗波は曾良と共に「鹿島紀行」の旅に同行している。 |
岩手県奥州市の水沢公園 宮城県栗原市の琴平神社 群馬県中之条町の大国魂神社、高崎市の八坂神社 山梨県韮崎市の柳原神社 山口県防府市の剱神社に句碑がある。 |
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