芭蕉の句
いなづまや闇の方行五位の声
○稲妻や闇の方行五位の声 |
此句初は、宵やミくらし五位の声と有。後直る。 |
『芭蕉翁全傳』(川口竹人)に「文月の頃、猿雖宅に土芳と二人稲妻の題にて、」とある。 |
○此句ハ文月ノ頃、雖子が方ニ土芳ト一夜カリ寐セラレテ、稲妻の題ヲ置、寐入ル迄ニ句ヲセヨトアリシ時ノ吟也。土芳モ、いなづまもどる雲のはし言句アリ。
土芳稿『芭蕉翁全傳』 |
埼玉県熊谷市の聖天山歓喜院 静岡県磐田市の医王寺 徳島県小松島市の成願寺 大分県臼杵市の臼杵公園に句碑がある。 |