芭蕉ゆかりの地
芭蕉像
〜東海道を旅する芭蕉〜
松尾芭蕉(1644〜1694) 伊賀上野に生れた芭蕉は42歳(数え年、貞享2・1685)のときはじめて大津を訪れた。 「野ざらし紀行」の旅の途中、大津に滞在していた芭蕉のもとに門弟が集まり、湖南蕉門が形成された。 以来、大津が気に入った芭蕉は、木曽塚の草庵(現・義仲寺、大津市馬場1丁目)に仮住まいし、その後(元禄3・1690)近津尾神社(大津市国分2丁目)境内にあった草庵「幻住庵」に滞在し、ここですごした4か月を「幻住庵記」に記している。 旅先の大阪で51歳の生涯を閉じ(元禄7・1694)、遺体は遺言により義仲寺に埋葬された。 旧東海道 旧東海道は、現在位置である石山駅前広場の東端を南北にとおり、江戸幕府による調査記録から、このあたりの道幅は三間余(約6m)あったようである。 石山駅付近の旧東海道沿いには近江八景「粟津の晴嵐」で知られる松並木が広がっていた。 |