山口青邨ゆかりの地

本名吉郎。工学博士。高浜虚子に師事。

　明治２６年（１８９３年）５月１０日、岩手県盛岡市に生まれる。

　大正１１年（１９２２年）、水原秋桜子、山口誓子、富安風生、高野素十らと東大俳句会を結成。

　昭和４年（１９２９年）、山口青邨は東京大学工学部教授。

　昭和４年（１９２９年）７月、盛岡市で『夏草』を創刊。

　昭和４年（１９２９年）１１月２３日、大阪中央公会堂で第三回関西俳句大会。

十一月二十三日。第三回関西俳句大会。大阪中央公会堂。東京よ
りは花蓑、たけし、水竹居、青邨、あふひ、夏山、豊水、夢香等
八名出席、会衆二千名。

「句作四十年」と題し講演、会後、同三階にて三百五十名の饗宴。

『年代順虚子俳句全集』

　昭和６年（１９３１年）、東京都杉並区和田本町に移り住み、生涯ここで過ごした。

　昭和９年（１９３４年）、東大ホトトギス会創設。

　昭和１０年（１９３５年）６月２日、高浜虚子は武蔵野探勝会で横須賀軍港へ。山口青邨同行。

　昭和２０年（１９４５年）５月２４日、山口青邨の家は東京最後の空襲に遭い、庭に焼夷弾が突き刺さっていた。

　昭和２８年（１９５３年）、東京大学工学部教授を定年退職し、名誉教授。

　昭和３４年（１９５９年）６月、室蘭市の南部藩陣屋跡建立。に山口青邨の句碑を建立。

　昭和３５年（１９６０年）７月１７日、平泉町の中尊寺に山口青邨の句碑を建立。

　昭和３７年（１９６２年）８月、青邨の古稀を記念して北上市の陣ヶ丘に山口青邨の句碑を建立。

　昭和４３年（１９６８年）６月２５日、学士会館で山口青邨喜寿祝賀草樹会。

　　　六月二十五日　山口青邨喜寿祝賀草樹会　学士会館

喜寿翁へ朱の薔薇捧ぐふさはしや

『句日記』

　昭和５２年（１９４０年）５月１５日、夏草埼玉県支部は所沢市の山口観音に山口青邨の句碑を建立。

　昭和５７年（１９８２年）１０月、夏草埼玉県支部は熊谷市の星溪園に山口青邨の句碑を建立。除幕式には夫妻で訪れる。

　昭和６１年（１９８６年）８月２５日、東大ホトトギス会５０周年記念に山口青邨の句碑を建立。

　昭和６１年（１９８６年）９月２８日、夏草埼玉県支部は秩父の三峯神社に山口青邨の句碑を建立。

昭和６３年（１９８８年）１２月１５日、没。享年９６歳。

黄を濃くし陣屋を出でず秋の蝶