慶応元年(1865年)7月20日、鳥取藩士小原平之進の長子として江戸藩邸に生まれる。
明治17年(1884年)に東京へ行き、軍人を志したが耳疾のために断念し、明治法律学校(現:明治大学)で法学を学びながら、司法代書人(現:司法書士)となる。
明治27年(1894)年、高崎裁判所構内代書人となって、鞘町に住む。
大正6年(1917年)、『鬼城句集』を出版。
昭和2年(1927年)6月4日未明、隣家の火事で類焼。
昭和13年(1938年)9月17日、73歳で没。高崎山龍廣寺に墓がある。 |
赤谷川の秋天高き蜻蛉かな

三国路与謝野晶子紀行文学館(群馬県利根郡みなかみ町)
越後路へをれまかる道や秋の風

沼田公園(群馬県沼田市)
春の夜のふけてあふるゝ湯壺哉

岸権旅館(群馬県渋川市伊香保町)
中秋や遠山の上の鱗雲

宝禅寺(群馬県前橋市)
山畑に石垣をつむ遅日かな

しきしま老人福祉センター(群馬県前橋市)
浅間山の煙出て見よけさの秋

烏川緑地運動公園(群馬県高崎市)
春雪のとけてぬれたる垣根かな

高崎ビューホテル(群馬県高崎市)
けさ秋や見入る鏡に親の顔
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雹晴れて豁然とある山河かな
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さやも〜る(群馬県高崎市)
ゆさゆさと大枝ゆるる櫻かな

さくら橋(群馬県高崎市)
新米を食うて養ふ和魂かな

前橋地方裁判所高崎支部(高崎市高松町)
大寺や松の木の間の時雨月
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泉わくやときとき高く吹上くる
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龍廣寺(群馬県高崎市)
泉わくやときどき高く吹きあくる

磯部温泉(群馬県安中市)
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