この建物は、大正14年(1925年)に建てられ、外国人教師の住まいとして使用されていました。平成15年(2003年)の県道の拡幅工事に伴い、現在地に移築されました。木造二階建で、背後に平屋建の付属棟が続き、屋根は半切妻造、正面に切妻壁を見せ、1階外壁は下見板張りに両開窓、2階はモルタル塗に上げ下げ窓を採用しています。また国の登録有形文化財、弘前市の趣のある建物・景観重要建造物に指定されています。 |
私には、また別の専門科目があるのだ。 世人は假りにその科目を愛と呼んでゐる。 人の心と人の心の觸れ合ひを研究する科目である。 私はこのたびの旅行に於いて、 主としてこの一科目を追及した。 |
正面の文学碑は、平成21年(2009年)に本学の創立60周年を記念して、本学の前身校である旧制弘前高等学校の卒業生であった太宰治(本名津島修治)の生誕100年にあたる節目の年に建立されました。碑文には、小説「津軽」の中の一節が引用されています。 |
やさしくて、 かなしくて、 をかしくて、 他に何が要るのでせう。 |
左側の碑は、令和元年(2019年)に本学の創立70周年記念として建立されたものです。碑文には随筆「『晩年』に就いて」の中の一節と、19歳頃の太宰を象ったレリーフが飾られています。 |
昭和2年(1927)4月、太宰治は旧制弘前高等学校(現在の弘前大学)文科甲類に入学。 |
平成18年(2006年)9月30日、教育学部の西側緑地に創立130周年記念して弘前大学、教育学部、教育学部同窓会により「青森県師範学校校歌歌碑」が建立されたそうだ。作詞は土井晩翠。 |