2019年青 森

文芸のこみち〜碑巡り〜
indexにもどる

青森市栄町に「文芸のこみち」がある。


平成6年(1994年)9月22日、開設。

 第30回青森市民文化祭を記念事業として、多くの方々のご支援を得て由緒ある旧東北本線跡地「遊歩道」の四季有効利用を期し、当市にゆかりのある先人群像の多彩な文芸碑設置を開始いたしました。

 その趣意は、豊かで住みよい、うれしいまちづくりへ貢献すると共に、郷土愛の醸成、生涯学習等の連携をはかり、産業観光面でも広く交流、親しまれる道標となるよう念願しております。

16基の文芸碑があるが、知らない人も多い。

太宰治の文学碑


さらば読者よ
命あらばまた他日
元気で行こう
絶望するな
では、失敬

「津軽」より

浅田祇年の句碑


雪と寝て花に起きたるまくらかな

福島常作の歌碑


  堤川の
中洲に在りたりし
  諏訪明神
宵宮の灯の
  耀ふが顕つ

淡谷のり子の歌碑


ひとすじの道
生きて来て
あかあかと
いのちのはてに
  燃ゆる夕やけ

北畠八穂の文学碑


夢を見ると
 必ず青森の町なみを
    歩いています

「津軽の雪」より

棟方志功の文芸碑


合浦浜
松原添えの砂丘に
ふるさとのはな
  ハマナスの花

菊谷栄の文学碑


僕は敵弾に斃れる
最後の時まで
レヴュウ人としてものを
    見るでしょう

「戦地からの便り」より

寺山修司の句碑


大工町寺町米町仏町
老母買ふ町
あらずやつばめよ

高木恭造の詩碑


理髪屋の横町バまがたら
    鰊焼く匂ァしてだ

方言詩集「まるめろ」より

その他は割愛。

2019年青 森〜に戻る