一茶の句碑

辨財天


赤子からうけならはすや夜の露

 「利根町立歴史民俗資料館」で来見寺の前の家の並びの奥にも小林一茶の句碑があると聞いたので、探してみた。

家の並びの奥に辨財天の小さな祠があった。

辨財天


辨財天の鳥居の左に一茶の句碑があった。


赤子からうけならはすや夜の露

文化3年10月25日

晴 北風吹 布川来見寺ニ泊

『文化句帖』

 文化3年(1807年)10月27日、田川(現在の河内町)の一白とともに布川を訪れた。

 下総国布川の郷、来見寺のかたわら田中の塚に、菰四五枚引張て、酒しひる叟有。味噌するわらは有。(中略)今宵は嫡子初七夜の祝ひに其党を集て、子孫長久いのるなるべし。

   赤子からうけならはすや夜の露


来見寺のかたわら田中の塚」は辨財天の辺りにあったようだ。

利根町で慌ただしく一茶の句碑巡りをした。

利根川に架かる栄橋


利根川沿いを走ると、筑波山が見えた。

写真を撮りたかったが、車を停めるのに適当な場所がなかった。

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