歌 碑


『小倉百人一首』の歌碑
1番 天智天皇

秋の田の刈穂の庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつゝ
近江神宮(滋賀県大津市)
3番 柿本人麻呂

あしひきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかもねむ
柿本神社(兵庫県明石市)
10番 蝉 丸

これやこのゆくもかえるもわかれてはしるもしらぬも逢坂の関
関蝉丸神社(滋賀県大津市)
13番 陽成院

つくばねの峰より落つるみなの川こひぞつもりて淵となりぬる
小倉百人一首文芸苑(京都府京都市)
14番 河原左大臣

みちのくのしのぶもぢずり誰ゆゑに乱れそめにし我ならなくに
信夫文知摺観音(福島県福島市)
16番 中納言行平

立別れいなばの山の嶺におふるまつとし聞かば今帰り来む
須磨海浜公園(兵庫県神戸市)
20番 元良親王

わびぬれば今はた同じ難波なるみをつくしてもあはむとぞ思ふ
小倉百人一首文芸苑(京都府京都市)
25番 三条右大臣

名にしおはば逢坂山のさねかづら人に知られでくるよしもがな
逢坂山關址(滋賀県大津市)
26番 貞信公

小倉山峰のもみぢ葉心あらば今ひとたびのみゆき待たなむ
嵯峨野(京都府京都市)
37番 文屋朝康

白露に風の吹きしく秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞ散りける
小倉百人一首文芸苑(京都府京都市)
39番 参議等

浅茅生の小野の篠原しのぶれどあまりてなどか人の恋しき
小倉百人一首文芸苑(京都府京都市)
58番 大弐三位

有馬山猪名の笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする
昆陽池公園(兵庫県伊丹市)
60番 小式部内侍

大江山いくのの道の遠ければまだふみも見ず天の橋立
天橋立駅前(京都府宮津市)
62番 清少納言

夜をこめて鳥の空音ははかるとも世に逢坂の関はゆるさじ
逢坂山關址(京都府京都市)
93番 鎌倉右大臣

世の中はつねにもがもな渚こぐあまの小舟の綱手かなしも
小倉百人一首文芸苑(京都府京都市)
95番 前大僧正慈円

おほけなくうき世の民におほふかな我が立つ杣に墨染の袖
延暦寺(滋賀県大津市)
96番 入道前太政大臣

花さそふ嵐の庭の雪ならでふりゆくものはわが身なりけり
97番 権中納言定家

来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くやもしほの身もこがれつつ
98番 従二位家隆

風そよぐならの小川の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける
小倉百人一首文芸苑(京都府京都市)