2022年山 口

毛利家本邸〜毛利氏庭園〜
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防府市多々良に毛利家本邸がある。

表 門


門番所


彼岸花が咲いていた。


石 橋


本 邸


本邸及び毛利博物館の料金は700円。

重要文化財

旧毛利家本邸

 旧毛利家本邸は、明治天皇から山口県内に本邸を構える承諾を得た公爵毛利家が、維新の元勲井上馨の協力を得て、明治25年(1892年)この地に建設することを決定し、建てられたものである。

 工事は大正元年(1912年)9月に着工し、4年弱の歳月を経て同5年に完成した。設計者は、原竹三郎である。本館は、江戸期の御殿造りの様式を取り入れた近代和風建築で、木曽御料林の桧、屋久島の神代杉、台湾の欅などの銘木・良材を用い、質の高い飾金具や金箔金粉を施した壁紙、照明器具など贅を尽くした意匠で仕上げ、大正・昭和天皇皇后両陛下の行幸の際には、宿泊所として供された。

 本館以外では、女中部屋、洗濯所、画像堂、門番所、石橋、本門など11棟のほか、附指定として供待、作事納屋、小使溜り、湯沸場など当時の建物や棟札、建築関係資料がほぼ現存しており、華族の生活実態を明らかにできる稀有な建造物群でもある。総面積は1983.65uに及ぶ。平成23年11月、「意匠的に優秀なもの」として、国の重要文化財に指定された。

山口県教育委員会
防府市教育委員会

庭園の料金は400円。

庭 園


国指定 名勝

毛利氏庭園

 毛利邸は明治25年(1892年)、井上馨が旧萩藩藩主毛利氏邸宅として多々良山南麓のこの地を選定、途中、日清・日露戦争で遅延したが、大正5年(1916)7月に完成した。

 本邸は江戸期の書院造りの様式を取り入れた木造瓦葺の建物で、木曽の御料林の檜、屋久島の杉、台湾の欅等の良材を使用している。

 庭園は、本邸から見渡せる周防国府跡、三田尻湾、瀬戸内海等の自然を背景・借景としており、自然の地形・植生に人工的な作庭を加え両者の調和をはかっている。本邸への導入部である路傍庭園、邸内の各建造物に調和するように配置された平庭、瓢箪池を中心とした林泉からなり、池の周囲を回りながら景色を鑑賞する池泉回遊式庭園であるが、滝の石組みやせせらぎを設け、渓谷風の流れを重視した構成となっている。

 庭園内に植えられた桜、ツツジ、楓、松等約250種の樹木は、四季折々に美しい姿を競いあい、訪れる人々の目を楽しませている。

 東京の庭師、佐久間金太郎の作庭による。明治、大正時代の技術の粋を集めた、旧大名家邸の庭園として非常に優れたものである。

山口県教育委員会
防府市教育委員会

百日紅


本邸の遠景


瓢箪池


芝生広場


楓が色づき始めていた。


再び本邸へ。


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