今年の旅日記

舟つなぎのマツ〜正岡子規の句碑〜
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庄内町廻館の国道47号(南野バイパス)沿いに「舟つなぎのマツ」がある。


 庄内町指定天然記念物

舟つなぎのマツ

 江戸時代初期、正保3年(1646年)頃の正保荘内絵図(鶴岡市指定文化財)によると、最上川はこの付近を大きく湾曲して流れている。その当時、このクロマツには舟がつないだということから「舟つなぎのマツ」と呼ばれている。

 最上川河川交通史を探るうえで貴重な樹木である。

庄内町教育委員会

「舟つなぎのマツ」の近くに正岡子規の句碑があった。


桃くふや羽黒の山を前にして

『寒山落木 巻二』に収録の句。「羽前國南野」とある。季語は「桃実」。

 明治26年(1893年)8月、『はて知らずの記』の旅の途上で詠まれた句であろう。

平成元年(1989年)8月9日、南野バイパス開通記念に建立。

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