2023年富 山

高志の国文学館〜辺見じゅん先生歌碑〜
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富山市舟橋南町に高志の国文学館開館(HP)がある。


 昭和14年(1939年)、辺見じゅんは富山県中新川郡水橋町(現:富山市)で角川源義の長女として生まれる。

 昭和17年(1942年)、弟春樹が生まれる。

 昭和59年(1984年)、『男たちの大和』で新田次郎文学賞を受賞。

 平成17年(2005年)12月、映画『男たちの大和』公開。

 平成23年(2011年)9月21日、72歳で没。

 平成24年(2012年)7月6日、高志の国文学館開館。

メインアプローチ東側の庭園に辺見じゅん先生歌碑があった。


海鳴りは
人恋ふるかな
  古志といふ
まぶしき山河
 われの故郷

平成25年(2013年)9月23日、建立。

 第4歌集『幻花』で詠われているものであり、「私の中にはどこにいても紛れもなく富山という故郷があって、そこには、父が生まれ、祖父母がいて、またその前には先祖がいるというように、連綿とした流れ、血脈の流れの中に、私が存在している。」と語る辺見先生のふるさと富山への思いが具現化されている、代表作のひとつです。

 辺見先生は、ふるさと富山をこよなく愛する作家、歌人として高志の国文学館の館長にご就任される予定でしたが、平成23年9月に急逝されました。

 文学館では、先生の遺徳を偲び、その功績を永遠に語り継ごうと、先生の三回忌に合わせて歌碑を設置しました。

越中万葉石板


もののふの
八十娘子らが
汲みまがふ
 寺井の上の
 堅香子の花

(巻十九・4143)

高志の国文学館 館長 室井滋


テレビで見る顔と違う。

常設展示観覧料は200円。(70歳以上は無料)

館内は撮影禁止。

松川を渡る。

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