三井寺の開山智証大師が858年竹生島で奇縁に依り彫られ、その後源家に伝わり、再興に当り頼朝公深く信仰し天下を平定される。
又徳川家康公も厚く信仰され、天下の平和を築かれ、除波辨才天を改め開運出世辨才天と改称されました。
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右手の奥に芭蕉の句碑があった。

古池や蛙飛ひ込む水の音
出典は仙化編『蛙合』。
貞亨3年(1686年)春、深川芭蕉庵で詠まれた句。芭蕉42歳の時である。
碑には古調庵萬嶽の句も刻まれているようだ。
あれほとの雲を起すや雨蛙
文化10年(1813年)4月、建立。
『広茗荷集』(文政9年刊)に収録されている。
芝増上寺山内子権現ニ有
[ ]山中清林院[ ]社ノ辺ニ在
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古池や蛙とひこむ水の音
| 祖翁の高吟也
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あれほとの雲を起すや雨蛙
| 古調庵万嶽
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| 八十五歳
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碑陰ニ
文化十年初夏 松蚤堂門光
此句師固辞すといへと既に直筆を乞ふて[不朽の]石面に彫刻しける
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古調庵萬嶽は出羽上山藩の家老金子万嶽。
寛政6年(1794年)、江戸に出て麻布広尾野に草庵を結び、俳人となる。
文政4年(1821年)2月27日、93歳で没。
港区南麻布の天現寺にも古調庵萬嶽社中建立の句碑がある。
宝珠院弁天堂の南に弁天池がある。

落ち葉が降りしきる。
木々の間から東京タワーが見える。

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