2025年東 京


西立川駅〜雨のステイション〜

青梅線西立川駅の前に松任谷由実の歌碑があった。

雨のステイション



新しい誰かのために
私など 思い出さないで
声にさえもならなかった
あのひとことを
季節は運んでく 時の彼方
六月は蒼く煙って
何もかもにじませている
 雨のステイション
 会える気がして
 いくつ人影 見送っただろう
霧深い町の通りを
かすめ飛ぶつばめが好きよ
心縛るものをすてて
かけてゆきたい
なつかしい腕の中 今すぐにも
六月は蒼く煙って
なにもかもにじませている
 雨のステイション
 会える気がして
 いくつ人影 見送っただろう
作詞・作曲 松任谷由実

平成14年(2002年)10月に駅舎改築を記念して制作。

西立川駅 原風景の記憶

ヒップしていたころは、スピードというディスコで踊って、
家に四時ごろの始発で帰ってくるのね。
それでなにもなかったように学校に出かけるんだよね。
タフだよね、若いから。
秋とか、冬とかだと、まだ真っ暗じゃない。霧がすごく深いわけ。信号の色で街じゅうがかわっちゃうのよね。
信号が変わるたびに街が赤になったり、青になったり。
アスファルトがぬれていて。
だからグルーミーな景色というのがとっても好きなのよ。
「雨のステイション」というのは、雨といっても
ザアザア雨じゃなくて、霧雨というか、シトシト雨で、西立川のお話なのね。

松任谷由実著「ルージュの伝言」角川文庫より

かつては米軍基地前の「さみしい駅」だった西立川。
今では、国営昭和記念公園の玄関口として、多くの人々が利用する「公園駅」へと、生まれ変わろうとしている。
「雨のステイション」は、松任谷由実さんが当時の西立川駅をモデルに、始発電車を待つ少女(自分自身)の心情を綴った歌であり、この歌碑は、駅舎の改築を記念して多くの方々のご協力のもとに、西立川駅の原風景の記憶を残そうとの願いを込めて制作されたものです。

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