2013年東 京

十二社熊野神社〜天野桃隣の句碑〜
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新宿区西新宿の新宿中央公園に十二社熊野神社(HP)がある。


十二社熊野神社


 応永年間(1394〜1428)、紀州の熊野三山より十二所権現をうつし祠ったものと伝えられるそうだ。

御祭神は櫛御気野(くしみけぬの)大神(素戔嗚大神)・伊耶那美(いざなみの)大神。

社殿の右手奥に大田南畝の水鉢があった。


文政3年(1820年)3月に江戸時代後期の狂歌師大田南畝(蜀山人)(1749〜1823)の書による銘文が刻まれています。

外部は幅150cm、高さ60cm、奥行64cm、内部の鉢の部分は幅126cm、深さ23cm、奥行40cmあります。

正 面
 熊野三山 十二叢祠 洋洋神徳 監於斯池 大田覃 印 印

右側面
 「文政三年庚辰」暮春

左側面
 奉納 淀橋

その奥に天野桃隣の句碑があった。


白桃や雫も落ず水の色

出典は『己が光』

白桃や雫もを(お)ちず水の色
   桃隣

 緋桃は火のごとくなるねど、白桃はながるゝにちかかるべし。「ひさしく薪水の労をたすけて、此句の入(ニツ)処あさからず」と、阿叟もを(お)きあがり申されし也。


『続猿蓑』『藁人形』にも収録されている。

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