私の旅日記〜2011年〜
鈴ヶ森刑場遺跡〜旧東海道〜

品川区南大井の旧東海道に面して「東京都史跡 鈴ヶ森刑場遺跡」がある。
「東京都史跡 鈴ヶ森刑場遺跡」

都旧跡 鈴ヶ森遺跡
所在 品川区南大井2丁目5番6号 大経寺内
指定 昭和29年11月3日
寛政11年(1799年)の大井村「村方明細書上」の写しによると、慶安4年(1651年)に開設された御仕置場で、東海道に面しており、規模は元禄8年(1695年)に実施された検地では、間口40間(74メートル)、奥行9間(16.2メートル)であったという。
歌舞伎の舞台でおなじみのひげ題目を刻んだ石碑は、 元禄6年(1693年)池上本門寺日の記した題目供養碑で、処刑者の供養のために建てられたものである。大経寺境内には、火あぶりや、はりつけに使用したという岩石が残っている。
ここで処刑された者のうち、丸橋忠八、天一坊、白井権八、八百屋お七、白木屋お駒などは演劇などによってよく知られている。
江戸刑制史上、小塚原とともに重要な遺跡である。
昭和44年10月1日 建設
東京都教育委員会
慶安4年(1651年)8月10日、丸橋忠弥は由井正雪の乱で捕まり、鈴ヶ森で処刑された。
題目供養碑

鈴が森 八丁原和中散
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| 下総布川
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風折々哀れを誘ふ虫の声
| 馬泉
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「鈴が森」は『東海道中膝栗毛』にも出ている。
いとおもしろく歩むともなしに、鈴が森にいたり、弥次郎兵衛
おそろしや罪ある人のくびだまにつけたる名なれ鈴が森とは
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