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品川は、古来、陸海路の要衝として海と共に栄え、景勝の地であった。 昭和初期の埋立てにより、海はいま此所から遠く離れたが、嘗ては、目黒川沿いに飛翔する鴎たちが運ぶ磯の香が、どの辺りにも漂っていたものである。 今日、品川のこの地の近代的再開発に当って、往時を偲び、郷土への愛着を篭めながら、その表徴たるモニウメントとして「海」をテーマとした所以である。 なお、このモニウメントは、水着の女、波、日輪、鴎、魚たちを以て構成したものであり、既設の品川区立区民公園のモニウメント「海」との姉妹作である。
作者 伊東 傀 |
