(昭和40年までの町名) もとは本郷村。江戸初期は御弓町同心の組屋敷であった。その後この組屋敷は大塚辺に移された。元禄4年(1691年)徳川家康の江戸入りにしたがって三河から来た供衆が、内神田の三河町からここに移ってきた。 元禄9年(1696年)町屋を開いたが、この辺の拝領地としては、最も古い方なので元町と名づけたという。 明治2年、町内を東西に分けて、上町を1丁目、下町を2丁目とした。 同5年、旧高松藩松平氏邸および付近を合併した。 明治44年、本郷元町の本郷をとり元町とした。 現在の昭和第一高校前の神田川に、神田上水の懸樋が渡されて、江戸っ子に飲料水が送られた。
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