山門をくぐって左手に、高さ1丈(約3メートル)の銅造地蔵菩薩がある。元禄4年(1691年)、空無上人の勧化(かんげ)により江戸東部六か所に六地蔵として開眼された。もと門のかたわらの地蔵堂に安置されていたもので、門前は「地蔵前」ともよばれる。 浄光寺は真言宗豊山派の寺院。法輪山法幢院と称し、江戸時代までは諏方神社の別当寺であった。元文2年(1737年)、八代将軍吉宗が鷹狩の際にお成りになり、同5年以降御善所となった、境内に「将軍腰かけの石」がある。 眺望にすぐれた諏訪台上にあり、特に雪景色がすばらしいというので「雪見寺」ともよばれた
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江戸東部六地蔵で現存するのは2番目の専念寺と3番目の浄光寺だけである。 |