正岡子規の句碑


われに法あり君をもてなすもぶり鮓
ふるさとや親すこやかに鮓の味
われ愛すわが豫州松山の鮓

松山市三津ふ頭1番地に松山市公設水産地方卸売市場がある。

入口に正岡子規3句1基の碑の碑があった。


瀬戸の小魚松山鮓

われに法あり君をもてなすもぶり鮓
ふるさとや親すこやかに鮓の味
われ愛すわが豫州松山の鮓

 平成18年(2006年)12月、水産市場開場25周年・小説「坊っちゃん」発表100年記念に松山市公設水産地方卸売市場建立。

右下の子規像


松山鮓にまつわる句

松山には、昔から祝い事や訪問客をもてなす際に「ちらし寿司」をつける慣わしがあり、「瀬戸の小魚」をちりばめた「松山鮓」は、その中でも最高のもてなしであったといえます。

われに法あり君をもてなすもぶり鮓
 明治29年

漱石が明治25年に初めて来松し、子規の家を訪れたとき、母・八重がもてなした「松山鮓」を大いに喜び、和服姿にあぐらをかいた子規の前で正座し、一粒もこぼさぬように行儀正しく食べた様子を詠んだ句といわれています。

また後年、同席していた虚子がその時の様子を「子規と漱石と私」に書き残しています。

ちなみに「法」とは慣わし・習慣、「もぶり」とは具が多彩に混ざっている様を意味しています。

ふるさとや親すこやかに鮓の味
 明治28年

われ愛すわが豫州松山の鮓
 明治29年

子規にとって、母が作った「松山鮓」こそが故郷の味で、愛する松山の大切な思い出であったと思われ、このことは「松山鮓」に関する俳句を数多く残していることからもうかがい知ることができます。

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