種田山頭火の句碑

ふるさとの学校のからたちの花

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防府市東松崎町に松崎小学校がある。

明治29年(1896年)3月、種田山頭火は松崎尋常高等小学校終了。

昭和10年(1935年)4月23日、山頭火は母校を訪ねたようである。

秋穂のお大師めぐりがしたいのだけれど銭が足りないので、また湯田温泉へ行つた。
もう初夏らしい風である、歩けばすこし暑いが、しづかにをれば申分のない季節である。
うれしいものは毎日うけとるたよりである、今朝は山形から珍らしいかき餅を貰つた、ありがたいことである。
ほどよい疲労とうまい晩酌と、そしてこゝろよい睡眠。

  ・ふるさとの学校のからたちの花

『其中日記(八)』

種田山頭火の句牌があった。


ふるさとの学校のからたちの花

昭和60年(1985年)11月3日、建立。

『山頭火句碑集』(防府山頭火研究会)によれば、58番目の山頭火句碑である。

 山頭火(本名種田正一)は、明治二十二年山口県佐波村立松崎尋常小学校に入学。

 現在の防府市立松崎小学校に残っている学籍簿によれば、明治二十九年優秀な成績で卒業しており、その後、周陽学舎(現防府高校)山口尋常中学校(現山口高校)、東京専門学校(現早稲田大学)に学んでいる。

 この句は、昭和十年四月二十三日の日記に書かれている。以前は松崎小学校の周囲に「からたち」の生垣があり、五十四歳の山頭火はふるさと防府に立寄り、母校を訪ね「からたち」の白い花を見て昔を懐かしんで詠んだものと思われる。

『山頭火句碑集』

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