種田山頭火の句碑

涌いてあふれる中にねている

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昭和7年(1932年)5月24日、種田山頭火は川棚温泉に到着した。

すつかり夏になつた、睡眠不足でも身心は十分だ、小串町行乞、泊つて食べて、そしてちよつぽり飲むだけはいたゞいた。

川棚温泉――土地はよろしいが温泉はよろしくない(嬉野に比較して)、人間もよろしくないらしい、銭湯の三銭は正当だけれど、剃髪料の三十五銭はダンゼン高い。


下関市唐戸町からサンデン交通のバスで川棚温泉へ。

 三恵寺に向かって歩くと、県道261号豊浦久野線沿いに川棚温泉 「川棚グランドホテル」がある。

県道沿いに山頭火の句碑があった。


涌いてあふれる中にねている

昭和7年(1932年)6月20日の句。

以前はロビーにあったようだ。

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