種田山頭火の句碑
ふるさとや少年の口笛とあとやさき
この句碑は種田山頭火生誕120年を記念して「山頭火ふるさと会」と全国の山頭火を愛する皆様の好意によって建立されました。 昭和8年9月11日、三田尻の宿に着いた日の日記に書かれた句で、直筆を拡大したものです。 平成14年12月3日
山頭火ふるさと会 |
九月十一日 広島尾道地方へ旅立つ日だ、出立が六時をすぎたので急ぐ、朝曇がだんだん晴れて暑くなる、秋日はこたえる、汗が膏のやうに感じられるほどだ。 中関町へ着いたのは十一時過ぎ、四時頃まで附近行乞。 六時、三田尻の宿についた、松富屋といふ、木賃二十五銭でこれだけの待遇を受けては勿躰ないと思ふ。
『行乞記』広島・尾道 |