2009年埼 玉

山口観音〜碑巡り〜
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所沢市上山口に山口観音がある。


北野村より西南の方、半道ばかりを隔てゝ新堀村にあり。(狭山の北、入間郡に接する地の惣名を山口と号す。土俗云ふ、この地は山口平内左衛門と云ひし人の城跡なりと。)吾菴山金乗院真光寺と号す。真言宗江戸大塚護国寺に属せり。弘法大師を以つて開祖と称す。

本堂本尊千手観音(立像二尺三寸あり。行基大士の作なり。脇士多聞天・不動明王(両像共に三尺ばかりありて、行基大士の作なりとも、或いは同大士感得の霊像ともいふ。)


寺務所の前に芭蕉の句碑があった。


うち寄りて花生さくれむめ椿

出典は『句兄弟』

元禄5年(1692年)12月20日、青地周東(彫棠)宅六吟歌仙の発句。

   壬申十二月廿日 即興

打よりて花入探れんめつばき
   芭蕉

 降こむまゝのはつ雪の里
   彫棠

宝暦8年(1758年)、上生庵建立。

上生庵は金乘院第十八世高盛住職。大島蓼太の門人。

享和3年(1803年)、71歳で没。

吾菴山金乗院真光寺


真言宗豊山派の寺である。

本尊は千手観音。

六時の鐘


大戦末期に供出されたが、昭和49年(1940年)に鋳造された。

鐘楼の脇に山口青邨の句碑があった。


鵜は翔てり月の面にとゞかざる

昭和15年(1940年)に詠まれた句だそうだ。

八角の五重塔


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