みか神社の創立年代は不詳であるが、醍醐天皇の延喜式神明帳に登載されている古い社で、祭神に櫛御気野命(くしみけぬのみこと)、櫛みか玉命の二神が祀られている。江戸時代の享保8年(1723年)に正一位を授けられたと伝えられ、宝暦8年(1758年)に建設された境内の碑にも「正一位みかの神社」とある。現在の社殿は宝暦13年に再建したもので、これを記した棟札が残っている。 社名の「みか」とは酒を造るために用いた大きな甕(かめ)のことで、現在、当社に御神宝とされていたと思われる土師器(はじき)のミカが四個保存ざれている。 |