2015年大 分

海門寺〜しぐれ松〜
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別府市北浜に海門寺という寺がある。


海門護国禅寺


曹洞宗の寺である。

 当山は往古別府湾久光島にありしが慶長年間陥没後、別府、浜脇、田ノ口、朝見、石垣、堀田、鶴見七ヶ村住民の飢饉及び悪疫を救い給いし元禄の高僧雷州禅師に帰依し祈願所として更に此の地に開創せられ又別府の鬼門除として尊崇せられ其因縁由緒は甚だ深し    以下畧之

「しぐれ松」


天然記念物 海門寺のクロマツ

 この海門護国禅寺の境内にあるクロマツは、同寺の庭園樹として管理され、寺とともに歴史を重ね、別名「しぐれ松」ともいわれ、人々に親しまれています。

 樹高約6m、胸高幹囲240cmで、樹冠は東5.6m、西10.2m、南3.0m、北13.0mの広がりを持っていて支柱により支えられています。

 樹形が整い、樹姿も優れています。

 クロマツは、もともと海岸近くの砂地や岩上に自生しますが、海門護国禅寺のものは植えられたもののようです。しかし、当地が海岸近くにあって、生育地として適地であったことに加え、十分な管理がなされた結果、名松とされるクロマツに成長したといわれています。

別府市教育委員会

「しぐれ松」の下に「作木塚」があった。


作り木の庭をいさめる時雨可那

出典は『蕉翁句集』

「真蹟懐紙」には「作りなす」とある。

元禄4年(1691年)冬、美濃垂井の本龍寺で詠まれた句。

 作木塚は海門寺の本堂をくぐった広場に建っている。寺の説明によれば元禄四年に、芭蕉下向の折に当山に詣で、植樹した時の松が、大枝をいっぱいに広げている。

 芭蕉下向の伝説の出所不明。

『九州の芭蕉塚』

海門寺北側の春日通りに「松本小児科医院」がある。

「鹿の湯ホテル」の跡地である。

「鹿の湯ホテル」の入口に「鹿の湯塚」があったそうだ。

春日野の秋鹿の湯にひたりけり   はせを

「はせを」とあるが、誤伝である。

今は「鹿の湯塚」もない。

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