昔の温泉福 島

湯ノ花温泉共同浴場「湯端の湯」

indexにもどる

夏もそろそろ終わり、サライの写真を見て薄(すすき)を見に行こうと思い、出掛けた。

 東北自動車道西那須野塩原ICから国道400号に入り、尾頭トンネルを抜けて国道121号(会津西街道)に入る。


 いつものように山王トンネルの手前の横川パーキング内で「おみやげ・お食事百姓屋」に立ち寄る。


 「おみやげ・お食事百姓屋」は茸汁を無料で振る舞ってくれる。いつも観光客で賑わっているのだが、今日は平日のせいか、お客は誰もいない。

国道352号に入り、檜枝岐方面へ。


舘岩村役場の手前を左折し、湯ノ岐川に沿って湯ノ花温泉へ。


 標高650m。およそ700年前から温泉が湧くお湯どころとして知られているそうだ。

 つげ義春は昭和46年5月に湯ノ花温泉を訪れたようだ。『つげ義春の温泉』に湯ノ花温泉の写真が載っている。

 湯ノ花温泉には「石湯」、「湯端の湯」、「弘法の湯」、「天神の湯」の4つの共同浴場がある。

「湯端の湯」に入ってみることにした。

入浴料は200円。無人なので、入口の料金箱にお金を入れる。

「湯端の湯」が元湯で、ここから「弘法の湯」、「天神の湯」に湯を送っているそうだ。

男湯、女湯、そして地元の人だけが入れる「村の湯」がある。

「村の湯」を覗いてみた。
「村の湯」

浴槽は1つだけ、混浴だ。地元の人が家族で入りに来るのだろう。

誰もいないのにお湯が溢れ出ている。もったいないようだ。

当然のことだが、男湯に入る。
男湯

無色透明でお湯が澄んでいる。もちろん掛け流し。温泉はこうでなくてはいけない。

 一般に共同浴場は熱いのが難点だが、ホースから水も絶えず流れているので湯加減はちょうどいい。

成分分析表が無いので、泉質、泉温等は分からない。

誰もいないので、女湯も覗いてみる。
女湯

こちらの方が鄙びた感じ。

バスは1日に2本。車でないと、来られない。

尾瀬檜枝岐温泉へ。

昔の温泉福 島〜に戻る