昔の温泉栃 木

畑下(はたおり)温泉「大和屋旅館」

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 珍しく土曜日が晴れたが、仕事で出られない。日曜日に出掛けることにした。日曜日は帰りが遅くなるのが嫌だから、塩原の温泉。

東北自動車道西那須野塩原ICから国道400号に入る。


まず畑下温泉「大和屋旅館」のお風呂に入ることにする。

 塩原町役場の駐車場に車を停めて、「手打ちそば遊蕎」でお蕎麦を食べる。ここの掛け蕎麦は美味しい。


大正8年(1919年)7月、大町桂月は塩原を訪れた。

名にし負ふ箒川邉にゆあみして

   心の塵も拂はれにけり

「裸男日記」

八汐橋の手前に大町桂月の歌碑があった。


名にし負う箒川原に
 ゆあみして心のちりも
   あらはれにけり

大町桂月は塩原を愛好し、来遊数回。

八汐橋を越えると、畑下温泉。

 「大和屋旅館」を探して、のんびり歩いていく。途中に尾崎紅葉が『金色夜叉』を執筆した「清琴楼」があった。

 「大和屋旅館」の日帰り入浴は11時から。入浴料は500円(「湯めぐり手形」で250円)。


 内湯は掃除をしたから入れないと言う。掃除をしたのなら入れそうなものだが、お湯を抜いてしまったということだろうか。

誰も入っていなかったので、露天風呂の女湯を撮ってみた。


箒川ぞいにある。

 男湯は親子3人があがるところだった。泊まり客は貸切中の札を掛けると一晩中無料で貸切OK。日帰り入浴はそんなことをしなくても貸し切り状態。

露天風呂の男湯


赤い湯の花が漂っている。

対岸に「青葉の湯」が見える。


ここに昔は橋があったようだ。

露天風呂で石鹸は使えるが、シャンプーは使えない。

排水がそのまま箒川に流れるのであろう。

 循環式風呂ではなく、100%天然温泉だが、お湯はちょろちょろとしか流れていない。「浴槽は表面だけ熱くなっております。」と書いてあった。源泉名は町営畑下源泉。湧出量は毎分432リットルだそうだが、幾つもの宿で分けているのだろう。

 泉質はナトリウム−カルシウム−塩化物高温泉(低張性中性高温泉)。泉温は72.8℃。

門前温泉へ。

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