昔の温泉

馬門温泉「まかど温泉ホテル」

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今日は野辺地の馬門温泉(HP)に泊まる。


 野辺地は源義経主従が辿ったとされる「義経北行伝説」のまぼろしのルートにあたるそうだ。

愛宕公園には、今でも「弁慶の足跡」とされる石のくぼみが残っている。

青森ひばの大浴場


源泉名は馬門温泉。

泉質はカルシウム−硫酸塩泉(低張性アルカリ性温泉)。泉温は36.7℃。

東屋掛の大岩露天風呂


陸奥湾が見える。

明治40年(1907年)1月11日、河東碧梧桐は烈風の中を馬門温泉に着いた。

 雪の烟を握んで顔へ投げつける。僅か半里に満たぬ道を非常に手間取った。温泉宿に着くと、かみさんがまアまアというて、手箒(てぼうき)を持って来て頭から肩から背から裾からの雪を掃き下ろして呉れる。膝のあたりに、釦(ぼたん)のようにこがりついた雪を、一つ一つもぎとる。

 温泉壷へ行く板の間が馬鹿に辷る。湯気が濛々と立ち罩(こ)めておるので、何で、辷るのかわからなかった。湯気の薄らいだので、よく見るとテカテカ光っておる。湯気が板の上に凍りついておるのである。成程これでは寒いと、着物をぬぎながら顫(ふる)える。


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