昔の温泉群 馬

磯部温泉「竹林の湯宿はやし屋」

磯部公園から磯部温泉「竹林の湯宿はやし屋」へ。


磯部温泉の由来

 天明3年7月の浅間山の大噴火の折に、大きな地鳴りがしたかと思うと、数匁の高さに鉱泉を吹き上げたのである。これが「磯部鉱泉」の始まりであり、以後200余年、日本有数なる炭酸含有食塩泉として、現在も湧出し続けている。

「對岳楼林屋」


明治3年(1880年)創業の老舗旅館。

 大正2年(1913年)10月1日、高浜虚子は渡辺水巴と林屋旅館に泊まっている。

      十月一日

午後八時鎌倉發。

上野停車場に水巴あり、十時共に乘車。

磯部温泉竹屋一泊。

「北陸旅行の日と人」

若山牧水の歌碑があった。


芹生ふる沢のながれのほそまりてかすかに落つる音のよろしさ

 若山牧水は大正6年(1917年)6月、次いで大正8年(1919年)4月に林屋旅館に滞在している。

「日本の宿を守る会」の宿である。

日帰り入浴は1,000円。

安らぎの湯


「源泉の湯」


 「源泉の湯」だから、源泉100%。成分濃度が強いので、お肌の弱い人は注意。

 「お肌の弱い人」でなくても、保温効果が高いので、湯あたりに注意。

源泉名は磯部温泉恵みの湯。湧出量は毎分149リットル(動力揚湯)。

 泉質は含銅・鉄(U)ナトリウム−塩化物・炭酸水素強塩温泉(中性高張性高温泉)。泉温は52.6℃。pH7.1。

野天岩風呂「樫の湯」


     


源泉含有率約30%だそうだ。

蝉の声と川の音を聞きながら、のんびり入る。

お湯が流れていなかったので、掛け流しではない。

掛け流しではないが、河口湖で入った日帰り温泉施設よりもいい。

昭和44年(1969年)5月24日、高野素十は林屋旅館を訪れている。

   同二十四日 磯部温泉 林屋 上州俳句会

この旅や夕桑といふ言葉きく

上州の人々と今日蚕見る

上州の人々と今日桑を見る

四五本の幹集りし夏木かな

『芹』

 平成12年(2000年)に「對岳楼林屋」は館名を竹林の湯宿はやし屋(HP)」と改めた。

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