上信越自動車道須坂長野東ICから国道403号に入り、須坂で県道54号須坂中野線を行く。 |
県道351号山田温泉線で松川を渡ると、県道66号豊野南志賀公園線と合流する。 |
山田温泉の元湯は、戦国時代の武将「福島正則」によって江戸初期に発見されたと伝えられているそうだ。寛政10年(1798年)、10年余りの引湯工事の末、現在の地に開湯したという。 森鴎外は明治23年8月18日から26日まで山田温泉に滞在、藤井屋を宿としている。 |
日暮るる頃山田の温泉に著く。こゝは山のかひにて、公道を距ること遠ければ、人げすくなく、東京の客などは絶て見えず、僅に越後などより來りて浴する病人あるのみ。宿とすべき家を問ふにふぢえやといふが善しといふ。まことは藤井屋なり。
森鴎外「みちの記」 |
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物温泉(中性低張性高温泉)。泉温は64℃。pH7.1。 |