私の旅日記〜2015年〜
良玄寺〜時雨塚〜
大和郡山市茶町に良玄寺という寺がある。
本多家の菩提寺である。
貞享2年(1685年)6月22日、本多忠平は宇都宮から大和郡山藩に12万石で移封。宇都宮から雲幻寺を良玄寺の地に移した。
昭和39年(1964年)、本多政勝の墓碑が発見され、良玄禅寺に改称。
瑞龍山良玄禅寺
臨済宗妙心寺派の寺である。
境内の奥に「時雨塚」があった。
けふ斗り人もとしよれ初時雨
出典は『韻塞』(李由・許六共編)。
元禄5年(1692年)10月3日、赤坂彦根藩邸中屋敷で開かれた五吟歌仙の発句。
寛政5年(1793年)10月、芭蕉の遠忌百回忌を期して燕子庵後米仲社中が建立したらしい。
時雨塚の傍らに「境内ばせを時雨塚」の碑があった。
碑陰に三津人の句が刻まれている。
人今宵月の宿かるこのもかのも
文政7年(1824)2月、郡山の俳人山路庵楳日建立。
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