松川本流が雷鳴のように轟音を立てて落下しているので「雷滝」といい、滝の裏側を通り見ることから別名「裏見の滝」とも言う。 |
昭和11年(1936年)5月26日、種田山頭火は「松川谿谷美の一景」と書いている。 |
虎杖橋附近の眺望はよかった、松川谿谷美の一景。 七味橋、それを渡ったところに湯宿一軒、七味温泉と呼んでいる。 さらにまた五色温泉がある、ここも宿屋一軒、めずらしいのは河原湯(野天風呂)である、だんだん里近くなる。 |
昭和14年〜47年まで、松川源流には硫黄を採掘した横手鉱山があり、かつて流れ落ちる滝の水は、川石を赤く変色させるほどの酸性だったそうだ。 |
水野茂氏は大正8年(1919年)生まれだそうだから、86歳になる。今でもお元気で今年の4月に自伝「ランプのともしびから」を出版されたそうだ。 |
松川の向いの壁に何段にもなって落ちる滝が八滝です。ちょうど段数が8つあるところから八滝と呼ばれています。谷を上がる霧や雲間からさす光りなど、滝は芽吹きの頃から紅葉、氷柱になる冬に至るまで、四季を通じて豊かな表情を見せます。 |