京都市左京区南禅寺草川町の市道182号(仁王門通)沿いに「巨大な輝き」の像があった。 |
水門を開ける男と開かれた水門からキラキラあふれ出る命の水、幾千万の力の結集が疏水隧道(トンネル)を造らせた。 それは巨大なエネルギー このパワーを人物に託し琵琶湖からの永遠の恵みを感謝する気持ちを表わす。 |
琵琶湖疏水の開通を転機に東京遷都後の沈滞からよみがえった京都は、一層の発展を願って、近代的な街づくりをめざした。 豊かな水源をもたらす第2疏水と、これをもととした水道と市電の走る幹線道路との同時建設である。 これを「京都市三大事業」という。巨額の外国債を資金として、4年後の明治45年に事業は完成し、京都は新たな一歩を踏みだした。 今その80周年の期に、人々の幸せと京都の永遠を祈念して、このモニュメントを建てる。
京都市 |