私の旅日記〜2009年〜
宝隆寺〜濱田庄司〜

川崎市高津区溝の口に宗隆寺という寺がある。
文政12年(1829年)玉川老人亭宝水(溝口の灰吹薬局2代目二兵衛によって建立された芭蕉の句碑があります。
世を旅に代(しろ)かく小田のゆきもどり
と刻まれ、宗隆寺山門と同様に時代のおもかげを残しています。
高津観光協会・高津区役所
宝隆寺山門

陶工・濱田庄司の墓
陶芸家、故、濱田庄司先生は「橘樹群、高津村、溝ノ口」に明治27年、12月に生まれました。父方は「溝ノ口の大和屋」という江戸時代から続いた菓子舗で、母方、太田氏も藩医を努めた溝ノ口の旧家でした。
明治24年、先生は高津村小学校に入学し、そこには上級生をして「大貫カノ」、のちの岡本かの子氏がおりました。
陶芸家として世に出た先生は栃木県益子に窯を築き「世界の濱田」と称えられる活躍をされましたが、本籍地は生涯「溝ノ口672」のままでした。先生は優れた業績と現代陶芸界にあたえた大きな影響力により人間国宝の指定、文化勲章の受章など栄誉をうけられましたが、川崎市においても郷土の生んだ偉大な芸術家として川崎文化賞を受賞されています。宗隆寺は濱田家の菩提寺で先生の本葬もここで営まれ、墓所も当寺にあります。
濱田庄司の碑
