鹿児島空港から県道56号隼人加治木線で霧島温泉に向かうと、途中にJR九州肥薩線の嘉例川駅があったので、立ち寄ることにした。 |
この駅舎は明治36年(1903年)国分(現隼人)から吉松間の鉄道が開通した時に建てられました。 建てられた当時は、「鹿児島本線」と呼ばれていました。現在は肥後(熊本)とを薩摩(鹿児島)を結ぶ意味で「肥薩線」と呼ばれています。 駅舎は、霧島市隼人町北部に位置し、南に面して建っています。 桁行16メートル、梁間6メートル、切妻造、平入、外壁は真壁と下張りからなり、北側にはプラットホーム上屋を付けてあります。 東半に待合室、西半に事務室を配し、換気口等、建設当時の造作をよく残しています。 嘉例川駅舎は、旧鹿児島本線の明治期の遺構として貴重であるとして平成18年3月2日に国より登録有形文化財に登録されました。
平成18年11月12日 霧島市教育委員会 |