秋深く朝も夜も露がびっしょり、その中の水引草、紅の糸のような花にふれても露っぽい。〈水引の紅〉で〈紅の水引〉ではない。清冽また艶。
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昭和37年(1962年)8月、青邨の古稀を記念して建立。
青邨の句碑の右に及川あまきの句碑があった。

秋雨や心決して蓑を着る
及川あまきは本名栄蔵。盛岡中学で啄木と同級。山口青邨に師事。
昭和22年(1947年)、『夏草』5・6月号に発表。
昭和37年(1962年)8月、あまきの喜寿を記念して建立。
師弟の句碑になっている。
展勝地レストハウス南側に「北上夜曲の碑」があった。

匂いやさしい 白百合の
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濡れているよな あの瞳
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想い出すのは 想い出すのは
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北上河原の 月の夜
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宵の灯 点(とも)すころ
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心ほのかな 初恋を
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想い出すのは 想い出すのは
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北上河原の せせらぎよ
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銀河の流れ 仰ぎつつ
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星を数えた 君と僕
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想い出すのは 想い出すのは
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北上河原の 星の夜
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春のそよ風 吹くころに
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楽しい夜の 接吻(くちづけ)を
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想い出すのは 想い出すのは
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北上河原の 愛の歌
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昭和15年(1940年)、水沢農学校の生徒菊地規(のりみ)が作詞、翌年旧制八戸中学の生徒安藤睦夫が作曲した。
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昭和49年(1974年)、建立。昭和57年(1982年)、現在に移転。
北上川

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