私の旅日記〜2014年〜
松任城址公園〜千代女の句碑〜
白山市古城町に松任城址公園がある。
松任城址公園は松任城本丸の跡。
寿永2年(1183年)、松任十郎範光入城。
天正5年(1577年)、上杉謙信が松任城を包囲するも落城せず。
天正11年(1583年)、前田利長は豊臣秀吉より松任4万石を与えられ越前国府中より入城。
天正13年(1585年)、利長は越中犬山城へ移る。
慶長5年(1600年)、前田利長は徳川家康より松任4万石が加増される。
慶長19年(1614年)、翌年発令される一国一城令に先んじて廃城とする。
松任城址公園に千代女の句碑があった。
百なりやつるひと筋の心より
昭和45年(1970年)、加賀の千代顕彰会建立。
平成18年(2006年)、千代女立像と顕彰碑は俳句館前に移設された。
野本永久の句碑もあった。
泣きいさつ男神の如く梅雨荒し
昭和52年(1977年)4月10日、万嶺吟社建立。
「古事記」の中より、須佐之男の命が子生みの果てに死んでしまわれた母の国へ行きたいと、泣きに泣き給う姿を想い濡れ立っている自分の中から、この表現句が出てきた。
野本永久自句解題
昭和22年12月、俳句雑誌「ホトトギス」巻頭句
平成2年(1990年)、85歳で没。
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