廿八日 快晴。夕方、薬師堂其外町辺ヲ見ル。夜ニ入、雨降ル。
『曽良随行日記』 |
山中温泉草創12家中の湯宿「和泉屋」の主人、長氏また長谷部氏とも云い、幼名「久米之助」後、甚左衛門と称した。 芭蕉「奥の細道」行脚の途次、山中温泉「和泉屋」に逗留、この時14才の久米之助は、芭蕉より「桃の木のその葉ちらすな秋の風」の1句とともに「桃妖」の名を贈られた。 以来蕉風俳諧に通じ、加賀俳壇に名をなした。 |
紙鳶(たこ)切て白根が嶽を行衛かな旅人を迎えに出ればほたるかな |
かげろふに虚空にうごく朝日哉 |
立花北枝も医王寺を訪れている。
千代尼は薬師堂(医王寺)に参詣している。 昭和37年(1962年)、高野素十は医王寺を訪れている。
『奥の細道』〜北 陸〜に戻る ![]() |