広岡宗瑞

俳諧竹之友』(瑞石編)



 瑞石は本織村(現:南房総市本織)の医者関口玄琳。竹之友連を主宰。江戸在住中、鏡裏庵に梅年を訪ね二世宗瑞の遺稿を譲られた。二世宗瑞は広岡宗瑞。常陸水戸藩士。

金屏に松の古ひや冬籠

 落葉隠れの宿の何某
   宗瑞



 二世
御内儀は人置つけて八重桜
   宗瑞



梅柳先おとこ文字女文字
   梅人

 三代
陽炎の翦つとゝきつ糸柳
   宗瑞
 筑波庵
めはり柳つかねて花屋富にけり
   翠兄
 浪花
大男我か遊ひ歟いかのぼり
   竹阿

保輔か人を追ふ夜歟朧月
   完来
 洛嵯峨
春の夜やふる歌かたる筑紫人
   重厚

茎たちや老婆深切もてなせり
   蓼太

春風や竹に入とき秋の声
   瑞石
 鏡裏庵
動くとき竹の雫や春の雨
   梅年

   追加

秋よりも遠きは香なり朧月
   素丸