長谷川馬光

『素丸發句集』(絢堂編)

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素丸は其日庵三世。別号渭浜庵。

寛政7年(1795年)7月20日、83歳で没。

寛政8年(1796年)、『素丸發句集』(絢堂編)刊。

絢堂は素丸の門人横山十右衛門。

同(本所) 石原土手町 □□□ 横山十右衛門 佳日庵 徳布


元日や此氣で居たら九千歳

   野逸落髪の賀

是からは無紋もよしや染柳

   二六庵奥羽紀行餞別

霞行やその末松合歡までに

   柳几追悼

惜しや柳月日の鞭に折れけり

   竹阿追悼

江戸へ植て散るや枕のやま櫻

   石漱剃髪賀

捨心涼し欲垢髪あぶら

鹿鳴や葛のうら吹夕より

   鴻の巣布袋庵にて

撰り溜の袋さがさん麥の秋

   蓼太松嶋餞別

涼しげや頭陀も月見崎の秋

   布袋庵留別

夏の日も馴染ば足らぬ別れ哉

先例之ごとく、今年、桃青寺に馬光忌を執行して

墓にけふそゝぐは元の清水哉

   宗瑞七周忌

友戀し月うつむく事七度

   蓼太三周忌

くりかへしいとゞ鳴なり三部經

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