白井鳥酔ゆかりの地

鴫立庵
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JR東海道線大磯駅から海岸に向かうと、鴫立沢に鴫立庵がある。


鴫立庵


明和5年(1768年)3月、白井鳥酔は鴫立庵を再興。

往し年弥生の晦柳居先師の位を肩にし来て草堂上人の肖像のかたはらに安し奉り二尊に香水のェをつくしかつ余生を夕くれの詠にたのしむ


鴫立庵三世庵主。在庵4年。

鴫立澤一世

鳥醉翁


大嶌や波によせたる雪の船

明和6年(1769年)4月4日、鳥酔歿す。

品川区鮫洲の海晏寺に墓がある。

鳥酔追悼の文

 明和六年四月

 戯れに「我たつ沢」と先師の頌歎せられし此沢に挽歌をなす。「桑の実の黒きを」と松露師の章をさきとしてをのをの、土竜叟はほととぎすの声を墓樹にかけられしもおもひ余りてなるべし。そのわりなさにいとゞむねせまりて無期に臥す。膝に藉(け)る草々の中に色うすくしげれるものあり。さしも艸にさしも似たり。生前に我灸箸のかろきを歓び、道の為に老の命をいのり給ひしや。

白蒿

此のゆふべかはらよもぎもうらみなる   昨烏

「此沢」は大磯鴫立庵。「松露師」は烏明。「土竜叟」は百明。

三世庵主

白井鳥酔追善句碑


ゆふ凪や礒山遠くきしか啼
   烏明

しむしむと見れハ黒きを寒念仏
   鳥酔居士

名月や人静て秋の暮
   百明

安永4年(1775年)、白井鳥酔七回忌に松露庵連中建立。

明和4年(1767年)、鳥酔が鴫立庵在庵中に詠まれた句。

寒念仏を憐む」の詞書があるそうだ。

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