川村碩布


『春水集』(青荷編)

橿寮青荷編。自序。弘湖跋。

安政6年(1859年)3月、細村青荷は八幡神社に川村碩布の句碑を建立。



春の水ゆふ山はれて流れけり

慶応2年(1866年)、句碑建立を記念して『春水集』を出版。

春の水夕山はれてなかれけり
碩布

けふり賑はふ里のうらゝか
青荷



   白鳩峰碑前

今も猶長閑なりけり山と水
青荷
古人
まふ蝶に空ハ任せて眠る鶴
逸淵

むしろから立や日くれの花の波
西馬

   先師の句碑をいとなミて、その流れ
   の尽さらん事を願ふ青荷翁の心尽し
   ハ、永く此いしみミとともに朽さる
   へしと、紙末に一句を加ふ

末広うなるや日にましはるの水
洒雄

   賀橿寮主人古稀

稀たとや秋七くさの花むしろ
梅笠



   文 音

入梅空や定ぬ月のあり處
五渡

ミねつくる雲や湖水の底明り
市月

山近うすむや城下の凧
角丈

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